オルソケラトロジー

◎ オルソケラトロジーとは
オルソケラトロジーは、治療視力矯正用の特殊なカーブ設計で作られたハードコンタクトレンズを就寝中に装着して、一時的に角膜の形状をやや平坦化させて近視や近視性乱視を矯正し焦点を後方にずらして網膜上に合わせることでメガネやコンタクトレンズ無しで、日中良好な裸眼視力を得ようとする屈折矯正法です。
起床後、レンズを外しても夜間に変形した角膜の形状は一定時間維持されるため、日中は裸眼でも良く見えるようになります。 しかし圧迫できる角膜の上皮には限界があるため、軽度から中程度の近視まで、となっています。
オルソケラトロジーは、近視の矯正が得られるだけでなく、装用開始2年間で、近視進行をおおよそ32%~63%抑制することが示されています。ただし、効果は個人差があり、近視進行を完全に防ぐことはできません。夜間に大人の管理のもとで装用できることから、年齢の低い子どもで、選択されることもあります。
欠点としては、適切な処方や管理を怠ると角膜感染症など重篤な合併症を起こすこともあります。治療のルールを遵守して3ケ月に1回の定期検査、専用のケア用品を使用する必要があります。決められた正しい治療が出来ない場合、治療を中止して頂くこともあります。
◎ オルソケラトロジーの仕組み

① 近視があり光が網膜より手前で焦点を結ぶ。
② 就寝時レンズを装用することによって角膜の形状が変化し、網膜上に焦点を結ぶ。
③ 昼間レンズを外した時、近視が矯正されて網膜上に焦点が合い続けるため、裸眼で物を見ることが出来る。
◎ 適応条件
治療を希望する全ての患者様ができるのではなく、適応検査でできるかを決定します。
目安として、軽度から中程度の近視(通常 -5.00D 前後まで)。
乱視が少ないこと(-1.00D 前後まで)。
ハードコンタクトレンズのため違和感があります。レンズ装用時の違和感が我慢できること。
寝ている間に矯正をするため、最低でも6時間以上の睡眠時間が取れる方。

